静かな焦燥


(イメージ画像)
SNSからの着眼:60点のプロトタイプと、100点の焦燥。

​「仕事が早い人」というタイトルで、12の項目が並んだリストが、SNSのタイムラインを流れていった。

​そのリストを眺めながら、僕は、ある「完璧主義者」の友人のことを思い出していた。

彼は、全ての仕事を完璧にやり遂げようとして、いつも徹夜をしていた。

彼のデスクは、いつも書類で溢れかえり、彼の表情は、いつも焦燥に満ちていた。

彼は、100点を取ろうとして、結局、0点になってしまう、そんな人だった。

​彼に、このリストを見せたら、彼は、どう思っただろう。

「とりあえずメールから返す」を、「重いタスクから片付ける」に。

「完璧主義で一生終わらない」を、「60点でまず形にする」に。
「机の上が常に散らかっている」を、「必要な物以外は置かない」に。

​彼は、これらの項目を、一つ一つ、否定しただろうか。

それとも、これらの項目を、一つ一つ、実行しようとしただろうか。

​僕は、彼に、このリストを、見せることはできない。
彼は、もう、この世界にはいないからだ。

彼は、完璧主義という名の、終わりなき戦いに、疲れてしまったのだ。

​このリストは、単なる効率化のテクニックではない。

それは、完璧主義という名の、終わりなき戦いから、抜け出すための、一つの方法なのだ。

​60点のプロトタイプと、100点の焦燥。

どちらを選ぶかは、君次第だ。

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